【1種過去問】三相交流回路のスター結線負荷とデルタ結線負荷の変換(R3年度-午前問5)

問題 <R3年午前問5>
図のような三相交流回路において、電流 I の値 [A] は。

<解答の選択肢>
(選択肢は省略)

【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午前問5】



線電流 I = 40/√3 [A]

三相交流回路の Y結線←→Δ結線 変換を練習したいあなたには
H24年問5

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令和3年度-午前問題

解法と解説

方針

負荷が Y結線と Δ結線の複合タイプの三相交流回路の問題は、13年間で 3回出題。押さえておいたほうがよさそう。

ふくラボ流攻略法

Δ結線負荷と Y結線負荷は、問題を解くときには互いに変換が可能で、次の関係が成り立つ。

ちなみに、Δ→Yだけでなく、Y→ΔもOK。また、抵抗の他にリアクタンス(コイル、コンデンサ)もOK。

したがって、問題文の Δ結線になっている3つのコイル部分を Y結線に変換すると、1つのコイルのリアクタンスは 3Ω で、次のように変換できる。

ここまで変換できれば、あとは三相を単相に分解して計算する典型的な問題。

1相分のインピーダンスの大きさは 5 [Ω]。電源電圧は 200/√3 [V]。したがって、この相に流れる電流 I 1 = 40/√3 [A]

負荷が Y結線の場合、線電流と 1相に流れる電流の大きさは等しい

以上から、求める I = 40/√3 [A]

まとめ

Δ結線負荷と Y結線負荷は、問題を解くときには互いに変換が可能で、次の関係が成り立つ。

(Δ→Yだけでなく、Y→ΔもOK。また、抵抗の他にリアクタンス(コイル、コンデンサ)もOK)

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