【1種解説】高圧カットアウトPCの重要ポイント

高圧受電設備

高圧カットアウト PC (Primary Cutout) は高圧受電設備の開閉器で、ひっかけ問題も含めると、なんと 12年で 14回も出題の合格必須項目

出題回数は多いが、ポイントは3つと少ない。

  1. 回路図記号
  2. 外観とヒューズ
  3. 電路容量

早めにマスターし、得点源に。

高圧カットアウトPCの重要ポイント

名称

高圧カットアウトの英語名称は想像しにくく、 Primary Cutout、略して PC

英略記と回路図記号

英略語と回路図記号は、それ単体で覚えるのではなく、単線結線図を手書き練習するときに、一緒に覚えること。

外観

遮断器CB の外観。これは試験問題に掲載された写真(H29年問48の選択肢)。

特徴は…言葉で説明が難しいので、他の開閉器と見比べながら、特徴を思い描くように。

PCのヒューズ

PCに取り付けられるヒューズは、びろーんと長いリード線がついているのが特徴。

一番左のイが PCのヒューズ。

PCはこのリード線で溶断表示器を押さえておいて、ヒューズが切れると表示器が飛び出す仕組み。

繰り返し練習問題

高圧カットアウトPC-外観とヒューズ

PCの容量

今、あなた自身が描いた単線結線図のPC部分を見てほしい。PCの横に300/50という数値が記述されているだろうか。

この300/50は、PC を電路の開閉器として使用するための条件を示している。それは

  • 変圧器容量 300kVA以下
  • コンデンサ容量 50kVar以下

この300/50のこと。

もし、これらを超える容量のときには PF付LBS遮断器 CB を用いる。

実際の過去問

(H29年問48(PCの容量))

<解答の選択肢>

変圧器容量500kVA のため、PCは施設不可。施設していい開閉器はハのPF付LBS。

繰り返し練習問題

高圧カットアウトPC-電路容量

まとめ

高圧カットアウトPC の重要ポイントは

  1. 回路記号
  2. 外観とヒューズ
  3. 電路容量

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