【電気工事士1種技能】リングスリーブ接続の結線やり直しの練習は必須

あなたは候補問題の練習で、リングスリーブの結線は一発で成功しているだろうか?

私は2回に1回はミスっていた。

練習で何回かミスった経験のある方はもちろん、ミスっていない、ミスらない自身のある人も、必ずリングスリーブの結線やり直しの練習をしておいて欲しい。

練習しておいてほしい理由は次の通り。

  • 平常心を保つため
  • 安全に切断するため
  • 20~30mm短くなった電線を接続するため
  • 他の線は接続された状態での修正のため

リングスリーブ接続のやり直し

平常心を維持

接続1か所目を作業中にミスったときは、心線を切断するだけでいいのだが、数か所接続後にミスに気付いたときには、正しい接続は残したまま、ミスした接続箇所だけを修正する必要がある。

これ、けっこう時間がかかる。心線が言うこと聞かない。焦る。

だから、練習のときに「わざと間違えて」みて、修正にどれくらい時間がかかるか、修正時にはどこを気を付ければいいかを体感しておくといい。そうすれば、万一間違えていたときに、平常心を維持しやすい。

安全に切断する

やり方は、当然、接続電線を間違えている箇所、被覆を剥き過ぎ・被覆をかんでいる箇所を切断するわけだが、心線を切断する方法の他に、市販テキストでは電線を切断するほかに、リングスリーブを半分くらいで切断するやり方も紹介している。

このリングスリーブを切断する方法は、安全に切断できるならこちらのほうが心線が短くなるのを抑えれるし、時間短縮にもつながるのだが、かなりよく切れるストリッパ、ニッパーを持っていないと、切断するのに無茶苦茶力が必要だったり、切断した瞬間に切断されたリングスリーブが飛んでいく可能性がある。

なので、リングスリーブを短時間に安全に切断できるかをチェックしておくこと。

また、心線を切断する場合でも、最後の一本が切断されるときにリングスリーブが飛んでいかないように気を付けること。

20~30mm短くなった電線を接続

あなたはリングスリーブ接続するケーブルのシースを何mmで剥いているだろうか? 100mm?それとも 130mm?

どちらの長さにせよ、長いほうが作業はしやすいのは明らかだと思うが、ミスったあとの修正では心線は 20~30mmは短くなっている。この状態で再接続しなければならない。心線が短いのはやりにく。

だから、短い状態でも作業できるように練習しておくのがいい。

他の線は接続された状態

接続1か所目を作業中にミスったときは、心線を切断するだけでいいのだが、数か所接続後にミスに気付いたときには、正しい接続は残したまま、ミスした接続箇所だけを修正する必要がある。

他の電線は接続された状態では、絶縁被覆は剥きにくいし、絶縁被覆の先端を合わせるのも電線は動かしにくいので少々骨が折れる(動かしにくいから、反対に被覆剥きで先端合わせができれば、逆に接続作業はしやすいが)。

締切時間があと数分という段階で、このやりにくい状態で作業するのは、けっこう緊張感がある。慣れていないと焦りが生じる。

まとめ

リングスリーブ接続の修正作業は必ず経験しておいてほしい。

  • 平常心を保つため
  • 安全に切断するため
  • 20~30mm短くなった電線を接続するため
  • 他の線は接続された状態での修正のため

今日のコツがあなたの技能試験合格のお役に立てば幸いである。

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